売上拡大のチャンス!?アメリカ人気が出ることが予想される日本の6つの日用品と価格設定の注意点
日本企業の海外進出で常に候補に挙がるアメリカ。
今後、アメリカで人気が出ることが予想される日本の日用品と販売時に意識するべき価格設定の際の注意点をまとめました。
予想される日本の日用品
お茶関連商品
お茶の文化に対する関心が高まっています。
健康志向の高まりと多様なフレーバーが人気の理由とされています。日本食の輸出と併せて今後も人気が拡大していくと考えられてます。
ルームフレグランス
アロマキャンドルなどのルームフレグランス商品が、最近のヒット商品となっています。
セルフケア商品のトレンドは今後も続くと考えており、中でも質が高く評価されている日本の商品の人気は継続すると思われます。
小ぶりのパーソナルアイテム
ヘアアクセサリー、ジュエリー、靴下などの小ぶりのパーソナルアイテムが、生活雑貨店でトレンドになっています。実際にRemitAidでも多くのジュエリーブランドからお声をいただいており、海外での需要の高さが伺えます。
テーブルトップとキッチン用品
デザイン性が高いテーブルトップとキッチン用品が人気です。
特に、小さいサイズのご飯茶碗などの器もよく売れています。
アウトドア関連商品
日本だけでなく海外でもコロナのパンデミック中で、キャンプなどのアウトドアはブームとなりました。現在もその流れが残っており、テントや寝袋といったものはもちろん、大きなトートバッグなど、アウトドア関連の商品も人気です。
日本の文具
アメリカでの日本製品への理解や興味が深まっており、日本の文具が人気を集めています。
デザインや質の良さや利便性、商品自体のアイディアが高く評価をされており、今後も人気が継続すると考えられています。
価格設定時の注意点
アメリカの日用品市場に日本企業が進出する際の価格設定の水準や設定方法については、以下のポイントに注意して設定することが重要です。
販売価格設定
一般的にアメリカでは販売価格は卸売価格の2倍以上が目安とされており、立地環境によってもその数値が変わります。例えば、家賃の高い大都市(NY, LA, DC)では約2.5倍、ボストンでは2.2~2.5倍程度が相場となっています。
商品サイズを考慮した価格の調整
商品のサイズや特性によっても価格を調整する必要があります。
例えば、セラミックなど重くてかさばる商品は、ラッピング資材を多く使う点などを考慮して価格設定を行います。
運送料の影響
日本からの送料が高いことが、販売価格に大きな影響を与えます。例えば、1,200ドルの注文に対して600ドルの送料をカバーするためには、商品価格を上げる必要が出てきます。運送料の高さが購入のハードルを高くしてしまうため、適切な価格設定が重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事でご紹介した日用品は、アメリカの消費者が日本製品の品質やデザインに対する関心が高まっているため、今後ますます人気が出ることが予想されます。
特に、40〜50代の消費者は、日本製品へのリスペクトが強く、日本製品に対する憧れも高まっています。また、SNSやインフルエンサー、口コミを通じて、日本の工芸品や文化について学ぶ人が増えており、これも日本の日用品への関心を高める要因となっています。
また、アメリカ市場に進出する際には、バイヤーの販売価格設定方法を考慮し、立地環境や商品特性を考慮した価格設定が重要です。また、運送料の高さを踏まえた利益の確保も、成功するためには欠かせないと言えるでしょう。